

暑い日が続くと、体がだるくてやる気が出ない…
それ、もしかすると「夏バテ」かもしれません。
「なんだか食欲がない」「寝ても疲れが取れない」「冷たいものばかり飲んで逆にだるくなってる気がする」そんな経験、ありませんか?
実は、体にやさしくて栄養も取れる“飲み物”を上手に取り入れることで、夏バテをぐっと軽減できるんです。
私自身も、暑さでご飯が進まない日には、ある飲み物を摂るだけで驚くほど回復!簡単なのに効果抜群でした。
この記事では、夏バテに効く栄養たっぷりの飲み物を7つご紹介。
コンビニや自宅でも手に入るものばかりなので、今日からすぐ試せますよ。
ぜひ最後まで読んで、あなたにぴったりの“夏バテ対策ドリンク”を見つけてください。
夏バテってどんな状態?|主な症状と原因をチェック

夏バテの主な症状とは
夏バテとは、暑さや湿気に体が順応できず、心身に不調が現れる状態を指します。
代表的な症状には以下のようなものがあります。
- 体がだるくて動きたくない
- 食欲がない、すぐお腹がいっぱいになる
- 夜なかなか寝付けない、眠りが浅い
- 頭が重い、集中できない
- 胃腸がもたれる、便通が乱れる
これらの症状が複数重なると、日常生活にも支障が出てしまいます。
特に40代以降の大人世代は、自律神経の回復力も落ちているため、症状が長引きがちです。
夏バテの主な原因
夏バテの原因は、暑さそのものよりも「環境の変化に体が追いつかないこと」にあります。
- 自律神経の乱れ
外の猛暑と室内の冷房の温度差が激しいと、自律神経が過剰に働いて疲弊します。
この結果、体温調節がうまくいかず、だるさや眠気が生じます。 - 冷たい飲食の摂りすぎ
アイスや冷たい飲み物を頻繁に摂ると、胃腸の働きが鈍くなります。
消化不良や下痢などにつながり、栄養の吸収も低下します。 - 水分・ミネラル不足
大量の汗をかくと、水分だけでなくナトリウムやカリウムなどの電解質も失われます。
これを補えないと、脱水状態や筋肉のけいれん、頭痛などを引き起こします。
つまり、単に「暑いからしんどい」のではなく、体内バランスの崩れが夏バテの正体です。
夏バテ対策に「飲み物」が効果的な理由

固形物がつらい時こそドリンクで栄養補給
夏バテ中は、食事をとるのが億劫になりがちです。
特に、消化に時間がかかる肉や油物は避けたくなります。
しかし、エネルギーやビタミンが不足した状態を放置すると、ますます体力が落ちてしまいます。
そんなときに活用したいのが「栄養を含む飲み物」です。
ドリンクなら咀嚼不要で、胃にも優しく、体への吸収もスムーズ。
体調がすぐれない日でも取り入れやすく、リカバリーの手助けをしてくれます。
水分だけでなく「栄養」もポイント
汗で水分を失いやすい夏には、単なる水分補給だけでは不十分です。
ポイントは「水+栄養補給」。
以下の成分が含まれているドリンクを選ぶのがおすすめです。
- クエン酸:疲労物質を分解し、エネルギー代謝を助ける
- ビタミンB群:糖質の代謝を促し、疲れにくい体に導く
- 電解質(ナトリウム・カリウム):体内の水分バランスを調整
- たんぱく質・アミノ酸:筋肉の分解を防ぎ、回復をサポート
これらを意識して選べば、ただ喉の渇きを癒すだけでなく、体調の底上げにもつながります。
夏バテに効くおすすめ飲み物7選【実用重視】

1. 麦茶|ミネラルたっぷりでノンカフェイン
夏の定番ドリンクといえば「麦茶」。
実は、夏バテ対策にも非常に優秀な飲み物です。
麦茶にはカフェインが含まれておらず、体にやさしいのが特徴。
さらに、汗とともに失われる「カリウム」や「マグネシウム」などのミネラルも含まれており、熱中症予防にも役立ちます。
血液をサラサラにする働きがあるとされており、暑さでドロドロになりがちな血流の改善にも期待できます。
市販の麦茶パックを使って作れば経済的で、常に冷蔵庫に常備しておけるのも大きな魅力です。
2. スポーツドリンク|電解質でバランス補給
発汗が多くなる夏場は、水分だけでなく「電解質」も同時に失われます。
これを効率的に補えるのがスポーツドリンクです。
特に、ナトリウムやカリウムなどの電解質をバランスよく含むタイプは、脱水症状の予防に適しています。
運動後や外出先で大量に汗をかいた後は、真水ではなくスポーツドリンクを選ぶことで、体内のイオンバランスを整えることができます。
ただし、糖分が多く含まれる製品もあるため、糖質を控えたい方は「経口補水液」や「低糖タイプ」がおすすめです。
3. クエン酸入りドリンク(レモン水・黒酢ドリンクなど)
疲労回復成分として知られる「クエン酸」は、夏バテ対策にも効果的。
クエン酸は、エネルギー代謝を促進し、体に溜まった疲労物質(乳酸)の分解を助けます。
レモンや梅、黒酢などに豊富に含まれており、これらを使ったドリンクはスッキリした味で夏にぴったりです。
市販の黒酢ドリンクや、レモン汁にハチミツと水を加えた自家製レモン水などもおすすめ。
朝の1杯に取り入れることで、1日のスタートを元気に切ることができます。
4. 甘酒(冷やしタイプ)|“飲む点滴”でエネルギーチャージ
冬のイメージがある甘酒ですが、実は「冷やして夏に飲む」のが理にかなっています。
甘酒はブドウ糖やビタミンB群、必須アミノ酸がバランスよく含まれており、栄養補給ドリンクとして理想的。
この栄養バランスの良さから、「飲む点滴」と呼ばれるほどです。
特に、米麹で作られたノンアルコールの甘酒なら朝や外出前にも安心して飲めます。
小腹が空いたときの軽食代わりにも◎。
5. グリーンスムージー|ビタミン・ミネラル補給に
食欲がない日でも、スムージーならスッと飲みやすく、しかも野菜や果物の栄養を一度に取れる優れもの。
特に、ほうれん草・小松菜・バナナ・リンゴなどを使ったグリーンスムージーは、夏バテに不足しがちなビタミン類やカリウムが豊富です。
コンビニでも市販のスムージーが手に入るので、時間がない朝や外出先でも手軽に取り入れられます。
できれば糖分控えめのものを選び、冷やしすぎず常温で飲むのがおすすめです。
6. 豆乳バナナシェイク|たんぱく質&エネルギーを一気に補給
体力が落ちたときに取り入れたいのが、たんぱく質とエネルギーを同時に補えるドリンク。
中でも「豆乳×バナナ」の組み合わせは、栄養バランスの面でも優秀です。
豆乳には良質な植物性たんぱく質やイソフラボン、ビタミンB群が含まれており、バナナはエネルギー源となる糖質やカリウムを豊富に含んでいます。
ミキサーで混ぜるだけで簡単に作れるので、朝食代わりにもぴったり。
特に、筋肉量が落ちていると感じる中高年層には積極的に取り入れてほしい一品です。
7. 梅ジュース(梅シロップドリンク)|塩分とクエン酸でW対策
最後に紹介するのが、昔ながらの健康飲料「梅ジュース」。
梅に含まれるクエン酸と、塩分を適度に含んだ梅シロップは、夏バテの回復を助けてくれるだけでなく、熱中症対策にも有効です。
手作りするのもよし、市販の梅ジュースを炭酸で割って飲むのもおすすめ。
甘酸っぱさが爽やかで、食欲がないときでも飲みやすいのが魅力。
お風呂上がりや仕事帰りのリフレッシュタイムにも◎です。
コンビニ・スーパーで買える夏バテ対策飲料【すぐ試せる】
手軽に買えるドリンク例
「夏バテ対策にいい飲み物が知りたいけど、特別な材料をそろえるのは面倒…」そんな方には、コンビニやスーパーで手軽に購入できるドリンクがおすすめです。
ここでは、忙しい毎日でもすぐに取り入れられる市販の飲み物をご紹介します。
▶ ヤクルト1000(乳酸菌飲料)
睡眠の質改善やストレスケアに定評があるヤクルト1000。
夏バテの原因のひとつである「自律神経の乱れ」にアプローチする効果が期待されています。
胃腸が疲れているときにも飲みやすく、冷蔵庫に常備しておきたい一本です。
▶ アミノバイタル系のアミノ酸飲料
アミノ酸は筋肉の疲労回復や体力維持に欠かせない栄養素。
特に「アミノバイタル」シリーズは、運動前後や疲労を感じる時に最適。
コンビニでも手に入るため、スポーツ後の1本として活躍します。
▶ レモン系スポーツ飲料(ポカリ・アクエリアス・ビタミンレモンなど)
クエン酸やビタミンCを含むレモン風味の飲み物は、リフレッシュ効果抜群。
糖分の取りすぎに注意しながら、冷えすぎない状態で飲むのがおすすめです。
▶ 甘酒缶・黒酢ドリンク(市販品)
スーパーの健康飲料コーナーでは、冷やして飲める甘酒や黒酢系ドリンクも人気。
冷蔵庫から出してそのまま飲めるので、帰宅後の疲労回復タイムにぴったりです。
▶ 梅シロップ入り飲料(炭酸割・水割り)
夏限定で販売されることも多い梅系ドリンク。
炭酸タイプの「梅ソーダ」は食欲のない日にもおすすめで、胃腸をすっきりさせてくれます。
これらはすべて、手間なく手に入り、飲むだけで元気がチャージできるアイテムばかりです。
ぜひお好みの1本を見つけてみてください。
飲み方の工夫で夏バテ対策効果アップ!

飲み物の種類だけでなく、「飲み方」次第でその効果はグッとアップします。
ここでは、ちょっとした工夫で体への負担を減らし、吸収効率を高める方法をご紹介します。
飲むタイミングに注意
最も効果的なタイミングは、以下の通りです。
- 朝起きた直後:寝ている間に失われた水分とミネラルを補給
- 運動や外出後:汗で失った電解質を即座に補う
- 入浴後:体温が上がった後の水分補給に常温~冷たい飲み物を
- 就寝前:体を冷やしすぎない、白湯や甘酒などがおすすめ
水分補給は“こまめに”が原則。
一気に大量に飲むのではなく、1時間おきに100~150mlずつ摂るのが理想です。
冷たい飲み物の摂りすぎに注意
暑いとつい冷えたドリンクばかりを飲みたくなりますが、冷たい飲み物の摂りすぎは胃腸を冷やし、かえって体調を崩す原因にもなります。
次のような工夫で、体への負担を減らしましょう。
- なるべく常温に近い温度で飲む
- 一気に飲まず、少量ずつゆっくり飲む
- 時には温かいお茶やスープも取り入れる
特に、冷房の効いた室内で冷たい飲み物ばかり飲んでいると、体が内側から冷えすぎてしまうことも。
外が暑い日こそ、体をいたわる意識が大切です。
まとめ|体にやさしい飲み物で、夏バテを乗り切ろう!

夏バテは、単なる疲労ではなく、体が“悲鳴”をあげているサインかもしれません。
そんなときこそ、「飲み物」に着目してみましょう。
麦茶、甘酒、レモン水、グリーンスムージー、スポーツドリンク…
ご紹介した飲み物は、どれも手軽に試せるものばかりです。
大切なのは、水分と栄養をバランスよく、体にやさしく取り入れること。
そして、自分に合ったタイミング・温度・量を見極めながら、日々の生活に無理なく取り入れることです。
暑さが本格化するこれからの季節。
ぜひ、あなたにぴったりの「夏バテ対策ドリンク」を見つけて、元気に乗り切ってくださいね!