はじめに
「若く見られたい」という気持ちは多くの男性に共通するものですが、50代になった今だからこそ、“年相応の装い”こそが最大の魅力になります。
無理に若作りをすると、かえって違和感や軽さが目立ってしまい、印象を損ねることも。
一方で、自分の年齢や立場にふさわしい上質な服を選ぶことで、「信頼感」「余裕」「品格」といった、大人の男性ならではの魅力が際立ちます。
ファッションは単なる見た目の問題ではなく、自分自身への投資であり、社会とのコミュニケーション手段です。
50代は、培ってきた経験や人間性をファッションでも表現できる年代。だからこそ、年相応のファッションを楽しむことが、イケおじへの近道なのです。
今回は、そんな50代のイケおじにこそ似合う、洗練されたメンズファッションブランドを5つ厳選してご紹介します。
1. LARDINI(ラルディーニ)
イタリアンテーラードの代名詞であるラルディーニは、柔らかく美しいシルエットが特徴です。ビジネスにもカジュアルにも使える万能ブランドで、花のブートニエールが大人の色気を演出します。
ラルディーニは1978年、イタリア・アンコーナにて創業されたテーラードウェア専門のブランド。最大の特徴は、柔らかく立体的なカッティングと高品質な素材による、美しいシルエットのジャケットやスーツ。クラシックなフォルムの中に、モダンで色気あるディテールが光り、まさに“イケおじの色気”を引き立ててくれます。
ブランドの象徴でもある“花のブートニエール(ラペルピン)”は、控えめながらも遊び心を添えるアイコン。イケおじがビジネスでもオフでも着こなせる、万能かつエレガントなアイテムが揃っています。
店舗情報(東京エリア):
- LARDINI 丸の内(東京都千代田区丸の内2-5-1)
- 伊勢丹新宿メンズ館
- 銀座三越
2. HERNO(ヘルノ)
機能性と高級感を兼ね備えたアウターが代名詞のヘルノは、軽くて着心地がよく、都会的で洗練された印象を与えます。50代にこそふさわしいラグジュアリーダウンブランドです。
HERNO(ヘルノ)は、1948年にイタリア北部の町レザで創業された高級アウターブランド。もともとはレインコートからスタートし、その技術を活かして現在は高品質なダウンジャケットやコートを中心に展開。特に「ラミナー」や「レジェンダ」シリーズは、機能性・軽量性・デザイン性の三拍子が揃い、都会派イケおじに圧倒的な支持を得ています。
無駄を削ぎ落としたミニマルな美しさと、イタリアブランドらしい艶っぽさが同居したデザインは、着るだけで洗練された印象に。スーツの上にも羽織れるスマートなシルエットで、通勤・旅行・週末スタイルなど幅広いシーンで活躍します。
店舗情報(東京エリア):
- HERNO GINZA SIX(東京都中央区銀座6-10-1 GINZA SIX 4F)
- 伊勢丹新宿店
- 日本橋三越本店
3. John Smedley(ジョン スメドレー)
イギリス発、世界最高峰のニットブランドであるJohn Smedleyは、シンプルで品格あるデザインが特徴です。大人の肌に心地よくフィットし、1枚で上質さをアピールできる秀逸アイテムです。
John Smedleyは1784年創業という、世界でも稀な200年以上の歴史を持つ英国ニットブランド。英国王室御用達でもあり、その品質の高さは折り紙付きです。超長綿の「シーアイランドコットン」や「メリノウール」を使用したニットは、肌触りがとにかく滑らかで、素肌に着てもチクチクしない極上の着心地です。
デザインは一見シンプルながら、首元の開きやリブの幅など、細部にまでこだわりが感じられる洗練された仕上がり。オンオフ問わず使えるため、一枚あるだけで着こなしの幅が格段に広がります。ジャケットのインナーとしても、単体でさらりと着ても絵になる、まさに“イケおじの普段着”に最適な一枚です
店舗情報(東京エリア):
- ジョン スメドレー 銀座店(東京都中央区銀座6-7-1 みゆきガーデンビル)
- 伊勢丹新宿メンズ館
- 日本橋三越本店
4. TAGLIATORE(タリアトーレ)
男らしさとエレガンスを兼ね備えたジャケットが魅力のタリアトーレは、構築的なフォルムでスタイルアップも狙えます。週末のジャケパンスタイルにもおすすめです。
TAGLIATORE(タリアトーレ)は、南イタリアのプーリア州で誕生したジャケット専業ブランド。ブランド名は「裁断士」を意味し、創業者ピーノ・レラリオの高いカッティング技術により、立体的で美しいシルエットが魅力。細身ながら窮屈さを感じさせない着心地が、多くのファッション愛好者を虜にしています。
タリアトーレのジャケットは、男らしさとエレガンスを絶妙なバランスで両立します。ナチュラルな肩回りとウエストの絞りがシルエットを美しく見せ、羽織るだけでスタイルアップが叶います。柄や素材のバリエーションも豊富で、個性とクラシックの調和が特徴です。
店舗情報(東京エリア):
- 伊勢丹新宿メンズ館
- 銀座三越
- ストラスブルゴ 東急プラザ銀座
5. Barbour(バブアー)
英国紳士の象徴ともいえる老舗ブランドのバブアーは、ミリタリー由来の無骨さと伝統的な気品を兼ね備えたワックスコットンジャケットが特徴です。風格を高める一着としておすすめです。
Barbour(バブアー)は1894年創業、イギリスの老舗アウトドアブランドで、王室御用達としても知られています。最大の特徴はワックスドコットンを使用したジャケットで、防水性と耐久性に優れながら、経年変化によって自分だけの“味”が出る楽しさも。
定番モデル「BEDALE(ビデイル)」や「BEAUFORT(ビューフォート)」は、乗馬やハンティング用として生まれた背景から、無骨さの中にどこか上品さが漂います。イケおじが羽織ると、その落ち着いた風合いとクラシックなデザインが、知的で洗練された印象を与えてくれます。
店舗情報(東京エリア):
- バブアー 代官山店(東京都渋谷区猿楽町25-1)
- 伊勢丹新宿メンズ館
- ブリティッシュメイド 丸の内 新丸ビル
各ブランドの詳細や最新のコレクションについては、公式サイトや店舗でご確認ください。また、オンラインショッピングも便利ですので、ぜひご利用ください。
まとめ:50代イケおじは“質と品格”で魅せる
50代になった今、ファッションで大切なのは「若作り」ではなく「年齢にふさわしい品格と洗練」です。
本記事でご紹介した5つのブランド──LARDINI、HERNO、John Smedley、TAGLIATORE、Barbour──はいずれも、大人の男性が自信を持って身にまとえる上質で信頼のあるブランドです。
- LARDINI で知的なジャケパンスタイルを
- HERNO で機能美とエレガンスを備えたアウターを
- John Smedley で肌触りと品格を両立するニットを
- TAGLIATORE でスタイルアップと色気を手に入れ
- Barbour で伝統と男らしさをまとう
これらのブランドは、都内の百貨店やセレクトショップ、またはオンラインストアでも購入可能。
自分に合ったアイテムを選ぶことで、ファッションはもっと楽しく、そして自分らしく進化します。
「イケおじ」への道は、“何を着るか”ではなく、“どう選ぶか”にあり。
今こそ、自分の魅力を引き出す一着を見つけて、歳を重ねるごとに格好よくなっていきましょう。
「イケおじ」とは、無理に若作りをするのではなく、年齢にふさわしい“質”を選び抜くことです。
紹介したブランドはどれも、50代の男性が自信を持って着られる一流ばかりです。スタイルはその人の生き方を映す鏡。
今こそ、自分に合ったファッションで、より魅力的な大人を目指してみてはいかがでしょうか?